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送風機用 巻線形高圧モーターの修理

揚水機用高圧巻線型モーターの巻替修理
揚水機用高圧巻線型モーターの巻替修理
機器種類 巻線形650kW3300V2P
機器メーカー 三菱電機
現地/工場持込 工場持込
お客様エリア  
お客様業種 水処理・環境設備
ご相談内容 送風機用電動機(650kW)の修理・整備
施工内容 オーバーホール、各コイルの洗浄・乾燥・ワニス含浸処理、メタル部・ショートリング部のシャフト溶射加工、メタル製作・交換、等

お客様からのご相談内容

本設備は長期間の使用により、各部品の摩耗や汚損が進行し、正常な運転に支障をきたす兆候が見られました。特に、メタル軸受の摩耗やショートリングの劣化が顕著であることが確認されました。これにより、電動機の性能低下や突発的な故障のリスクが懸念されたため、適切な修理とメンテナンスが求められました。

整備/修理前の状態(Before)

点検の結果、メタル部・ショートリング部のシャフトに摩耗が確認されました。いずれも基準値外の状態であったことから溶射が必要と判断されました。絶縁値に異常はなかったものの、内部汚損していることが確認され、長期間の運用による影響が見られました。

整備/修理結果(After)

今回の整備では、メタル部およびショートリング部、摩耗状態が確認されたシャフト各部に対し溶射を施しました。汚損状態が確認されたステーターおよびローターについてはm洗浄、乾燥、ワニス含浸処理を実施し、汚損の除去と絶縁性能の補強を図りました。メタル軸受については新規製作し交換をおこないました。組立後、試運転を現地でおこない、振動/騒音/軸受温度等、問題ないことを確認したうえ、施工完了となりました。

ワンポイントアドバイス

最近、巻線形モーターの修理依頼をよく頂きます。巻線形モーターにおいては、本機器のようにショートリング式はよく見かけますが、よくあるトラブルの内容の1つとしてショートリングの接点不良が挙げられます。その中で、純正部品の調達が難しいことがケースとしてよくありますが、現品見本さえあれば、弊社で新規で製作手配することが可能です。関連して、他の事例でも紹介しているように、各コイルの巻替やスリップリング製作、ブラシホルダーの修理・製作など、あらゆる症状に対しても対応致しますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。

1.分解中
1.分解中
2.軸受メタル測定
2.軸受メタル測定

3.ローター洗浄
3.ローター洗浄
4.ローターワニス含侵処理
4.ローターワニス含侵処理

5.ステーター状況
5.ステーター状況
6.ステーターワニス含浸後
6.ステーターワニス含浸後

7.ショートリング部シャフト状況
7.ショートリング部シャフト状況
8.ショートリング部シャフト溶射加工後
8.ショートリング部シャフト溶射加工後

9.組立中(反負荷側側メタル取付)
9.組立中(反負荷側側メタル取付)
10.組立中(ショートリング・スリップリング・ブラシホルダー取付)
10.組立中(ショートリング・スリップリング・ブラシホルダー取付)

株式会社釜石電機製作所

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