機器種類 | ポンプ用モーター(交流かご形、45kW、400V、1960年代製) |
機器メーカー | 東芝 |
現地/工場持込 | 工場持込 |
訪問日/搬入日 | 2022年10月 |
お客様エリア | 秋田県 |
お客様業種 | 製造業 |
ご相談内容 | ポンプ用モーターのオーバーホール |
処置内容 | シャフト摩耗箇所の溶射加工、軸受交換、洗浄・乾燥・ワニス含浸&仕上処理 |
ポンプ用モーター45kWの整備のご依頼を頂きました。
整備/修理前の状態(Before)
当初は現地にて、ベアリング交換の整備予定でしたが、分解したところシャフトの激しい摩耗と、ステーター内部の著しい汚損が確認されたため、急遽工場に持帰り溶射加工も含めたオーバーホールを行うことになりました。
整備/修理結果(After)
シャフトの摩耗・減肉箇所は溶射加工にて再生し、洗浄・乾燥・ワニス含浸&仕上処理・軸受交換等を施して無事に整備完了。納品当日、予備モーター(=整備期間中、整備品の代わりに使っていたモーター)も停止してしまうまさかのトラブルが突発で起こったものの、納品当日であったため、生産ロスを最小限に抑えることが何とかできました。
ワンポイントアドバイス
シャフト溶射加工をする際は、-0.05mm以上の摩耗・減肉が確認できる場合は溶射加工を施します(別途、お客様に特段の指定があればそれに従います)。今回は-0.2mm減っていたため、かなり減肉していたことになります。尚、溶射後の仕上は図面記載のJIS規格(または別途お客様指定)等にしたがって仕上げます。ちなみに、今回は溶射後は+0.01mm台に仕上げました。