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コイル絶縁補強(ワニス含浸)なら釜石電機にお任せ!

ワニス含浸
ワニス含浸
  • モーター整備ではベアリング交換や摩耗箇所の復旧(シャフト摩耗部の溶射、ハウジング摩耗部のブッシュ加工)、洗浄・乾燥は基本的な内容ですが、コイルの絶縁補強を目的とした「ワニス含浸処理」も施すことをオススメします。
  • コイルの絶縁劣化はコイル焼損含め、大きなモータートラブルに繋がりやすいです。従いまして、釜石電機では工場持込整備の場合は、ワニス含浸処理も基本整備メニューとしてご提案しております

ワニス含浸処理とは

洗浄・乾燥をおこなった後のモーターコイルを絶縁材料であるワニスの入ったタンクに浸し、コイル内部にワニスを浸透させて、あらためて乾燥させる処理のことです。ワニス含浸を行うことで、絶縁機能の強化だけでなく、ワニスの固化による機械的強度の向上や、湿気・埃などがコイル内部へ入り込むことを防ぎます。

ワニス含浸処理の目的

  • ワニス含浸処理の目的は上述のように「絶縁補強」が主な目的ですが、絶縁劣化につながる「使用中の湿気やほこりの侵入」を防ぐことも目的の一つです。
  • 経年の稼働でコイル(銅線)間にどうしても隙間が生じてしまうことで、ほこりの侵入やコイル同士が摺りあうことに繋がってしまいますが、ワニス含浸処理はその隙間を埋める唯一の整備方法とも言えます。

【補足】「隙間」の発生原因について

電源のON/OFFの都度、コイル銅線およびワニスの膨張・収縮が繰り返されますが、劣化が進むとワニスが固くなり収縮しなくなるため、銅線とワニス、及びスロットの間に隙間が生じてきます。経年の稼働により、その傾向は大きくなり、コイル同士が摺りあうこと等によって、コイルの絶縁劣化を惹起させます。

当社のワニス含浸処理の特長

ワニス含浸処理の方法
  • ワニス含浸処理は幾つかの方法がありますが、当社で行うのはモーターコイルをワニスに漬け込む「浸漬含浸」です。

【注意】

「ワニス処理」にはタッチアップスプレー等を表面に塗布するだけの「ワニス表面(仕上)処理」も含まれます。しかしながら、スプレーするだけではコイル内部にワニスを浸透させることができないため、十分な絶縁補強にならないだけでなく、使用中の湿気やほこりの侵入をも許してしまいます。当社では、基本整備メニューで含浸による絶縁補強を徹底しています。

コイルの絶縁補強のポイント

ワニス含浸処理は絶縁劣化を予防するだけでなく、絶縁劣化したモーター(コイル)の絶縁復旧もすることができます。コイル焼損に至るとコイルを巻き替える(巻き直す)しか術はありませんが、絶縁がゼロに至っていない限りにおいては、洗浄・乾燥・ワニス含浸処理によって絶縁の回復が期待できます。

1. 日常的な点検

  • 日常的に点検される際は、絶縁抵抗値が0.3MΩ以下になっていないか、また、経時的に絶縁抵抗値が低下傾向にないかチェックされることをお勧めいたします。

2. 洗浄・乾燥・ワニス含浸処理

  • 絶縁抵抗値が0.3MΩ以上であれば洗浄・乾燥・ワニス含浸処理で(100MΩ以上に)回復します。
  • ちなみに、絶縁劣化はコイル内の湿気及び粉塵などのゴミの混入が影響しているため、洗浄・乾燥だけでも一時的に絶縁回復することはありますが、処理として十分ではないため、経時的に絶縁が低下してしまうことがあります。従って、絶縁補強のために、ワニス含浸処理まで行うことをお勧めします。
モーターコイルの絶縁状態の点検
モーターコイルの絶縁状態の点検

3. コイルの巻き替え整備

  • 絶縁抵抗値が0.3MΩ未満の場合は、コイル巻き替え整備をお勧めいたします。
  • また、絶縁抵抗値が0.3MΩ以上の場合でも、ワニス含浸処理を行った直後の無負荷試験で異常が確認されなくても、機械と接続した実稼働時に絶縁劣化状態となり、モーター停止になることも稀にあります。この場合は、コイル半焼け状態が想定されるため、コイルの巻き替えが必要となります。

当社にご相談を頂ければ、洗浄・乾燥・ワニス含浸処理で対応可能か、コイルの巻き替え整備が必要なのか、お客様ごとのモーター・ポンプの稼働状況に応じて、適切な整備方法・延命化措置を提案します。

ワニス含浸処理の流れ

①分解(点検)

モーター機器を当社の工場に持ち込み、分解・点検を行い、コイルの焼損状況、絶縁状態をテスターで測定した上で、その後の整備・修理の進め方について、お客様とご相談いたします。


②洗浄

吹払いだけでは、稼働中に生じた隙間に混入したゴミの除去には十分ではありません。コイル隙間の侵入物の除去のためには、高温による温水洗浄処理等が必要になります。


③予備乾燥

予備乾燥工程では、温水洗浄後の乾燥はもちろんですが、日常的な使用で蓄積されたコイルに含まれる湿気(水分)を取り除くことも目的とします。理由としては、コイルの絶縁劣化の主要因の一つとして湿気があげられるからです。絶縁不良のモーターでも、乾燥をおこなうと一時的に絶縁が回復するのはそのためです。


④ワニス含浸処理

洗浄後、湿気除去のための乾燥(=予備乾燥)のうえでワニス含浸処理をおこない、稼働中に生じた隙間を埋めることで絶縁補強を行います。


⑤本乾燥~⑥ワニス除去

含浸したワニスを固めるために、含浸後にも再度乾燥をおこないます(=本乾燥)。稼働中に生じたコイル隙間を是正することができるのは、ワニス含浸処理によってのみ可能となります。もちろん、ワニス含浸処理によって、コイルの「楔」緩みも是正できます。


⑦ワニス仕上処理~⑧完了

仕上処理として、タッチアップスプレー等用いて、コイルの表面にワニスを均等に塗布いたします。その後、一連の処理は完了となります。


ご留意点

  • ワニス含浸処理をすることで、乾燥工程含めた各工数がどうしても多くなってしまいます。稼働年数が浅いモーター等、ワニス含浸が不要である場合はその旨お申し付けください。
  • 尚、真空含浸をご所望される場合も(※弊社で通常実施するのは浸漬含浸)、予めその旨お伝えください。

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