水処理設備において長年稼働している汚水ポンプ用モーター(巻線形350kW3300V10P)のステーターコイルが焼損したため、ステーターコイル巻替を実施しました。
揚水ポンプ用高圧巻線形モーターが災害の影響で故障し、修理・巻替が実施しました。点検の結果、ステーターコイルやローターコイルの不良、スリップリングやカーボンブラシの摩耗、等が確認されました。修理ではコイル巻替やスリップリングを新品に交換し、絶縁測定や耐圧試験を実施。動作確認後、外観塗装を施し、正常稼働を確認しました。
直流モーターの整備は弊社でも日頃よく行っておりますが、最近では直流モーターの修理ができる業者が減ってきているとよく耳にします。釜石電機では交流モーターはもとより、直流モーター、巻線型モーターのコイルの巻き替え整備も施工可能です。ステーターコイルだけでなく回転子(アマチャー/ローター)コイルの巻き替えもお任せください。
モーター整備ではベアリング交換や摩耗箇所の復旧(シャフト摩耗部の溶射、ハウジング摩耗部のブッシュ加工)、洗浄・乾燥は基本的な内容ですが、コイルの絶縁補強を目的とした「ワニス含侵処理」も施すことをオススメします。コイルの絶縁劣化はコイル焼損含め、大きなモータートラブルに繋がりやすいです。釜石電機では工場持込整備の場合は、ワニス含侵処理も基本整備メニューとしてご提案しております。
当社は、焼損コイルの巻き替え整備も創業以来取り組んでおり、当社の強みの1つでもあります。直近では、ウクライナ危機によってモノの供給が安定していない中で、「コイルを巻き替えたほうが早い・安い」といったお客様の声もあり、コイル巻き替え整備案件が増えてきています。新品への買い替えの前に、是非、コイルの巻き替えによるモーター修理をご検討ください。
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