高圧モーターは低圧モーターと比べて構造が複雑で、専門技術と設備が必要です。修理依頼時は、専用巻線設備を持つ業者、高度な絶縁技術を有する業者を選ぶことが重要です。当社では、製造年の古いモーターや海外製モーターにも対応可能な修理体制を整えております。詳細な図面がない場合でも対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
水処理設備において長年稼働している汚水ポンプ用モーター(巻線形350kW3300V10P)のステーターコイルが焼損したため、ステーターコイル巻替を実施しました。
下水道処理施設の送風機用巻線形モーター高圧(650kW)の修理・整備を実施。メタル軸受を新規加工し、メタル軸・ショートリング軸は溶射加工で補修したほか、汚損が激しかったステーター・ローター各コイルを洗浄・乾燥・ワニス含浸にて絶縁補強処理も実施し整備を完了しました。
揚水ポンプ用高圧巻線形モーターが災害の影響で故障し、修理・巻替が実施しました。点検の結果、ステーターコイルやローターコイルの不良、スリップリングやカーボンブラシの摩耗、等が確認されました。修理ではコイル巻替やスリップリングを新品に交換し、絶縁測定や耐圧試験を実施。動作確認後、外観塗装を施し、正常稼働を確認しました。
巻線型モーターは高トルクと速度制御が可能な産業機器向け電動機であり、適切なメンテナンスが不可欠です。メンテナンスでは外観検査、電気・機械部品の点検、清掃・潤滑、試運転が重要となります。主な故障要因には絶縁劣化、スリップリングやベアリングの摩耗、電気的異常などがありますが、定期点検と予防保全によって、寿命を延ばすことができます。
海上工事船舶で使用される110kW440V4Pカッターモーターの整備依頼がありました。塩害による腐食と絶縁低下が見られ、特にブラケットカバーが著しく劣化していました。オーバーホールにより、ベアリング交換、ステーターの洗浄・乾燥、ワニス含浸処理を実施し、腐食部の補修やカバーの製作も行いました。海上使用の影響で腐食が進行したモーターの再生対応も可能です。
茨城県の化学業のお客様から、55kW360V6Pのモーターが故障し、生産ラインが停止しているため、特急での修理依頼がありました。絶縁測定で0MΩ、ステーターコイル焼損が確認され、工場持込でステーターコイルの巻替えとオーバーホールを実施しました。反負荷側のブラケット摩耗も発見し、ブッシュ加工を追加対応。営業日7日で納品し、顧客の要望に応えました。
モーターの振動や異音、部品の摩耗といったトラブルの多くは、モーターの芯出し不良が原因であることをご存知でしょうか?本記事では、工場の設備保全担当者に向けて、産業用モーターの芯出しに関する基礎知識から、精度向上のためのテクニック、さらには芯出し不良が引き起こす振動問題への対策まで、網羅的に解説します。
産業用モーターは、工場や設備の中枢を担う重要なコンポーネントです。そのため、モーターの故障を未然に防ぎ、安定した運用を続けることが設備の保全担当者にとって最も重要な課題の一つとなっています。このお役立ち情報では、モーターの故障予防に必要な日常的な点検と計画的なメンテナンスの方法について、詳しく解説します。
船舶用ウィンチの大型直流モーターオーバーホールをご依頼を頂きました。経年による絶縁劣化をワニス含浸処理で修復し、海水の影響を受けた部品も徹底的に洗浄しました。お客様には、コイル焼損などの重大な問題が発生する前に定期的な整備をお勧めしています。ご不安なモーターがありましたら、どうぞお気軽にお問合せください。
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