お客様から、「自社で専用仕様のコイル開発を進めているが、コイルを試作できる会社が見つからない」というご相談を頂くことがあります。
釜石電機では、ある程度の図面や仕様を頂ければ、長年培ったコイル製作技術によって、コイルの試作・製作が可能です。
もしも、お客様で「設計・開発は出来たが、実際作るのは難しそう…試作をしてくれる業者が見つからない…」等ありましたら、遠慮なくご相談ください。
釜石電機のコイル試作・製作の特徴
- 当社では、モーター用コイルを始めとして、ブレーキコイルやマグネットコイル等、様々なコイルの巻き替え・巻き直しを行っています。
- 長年の経験で培ってきたモーター巻線の技術と技能を活かして、コイル製作・試作についても、関連する調達~加工・組立てまで、一貫してお任せいただけます。
- 主なお客様は、国の研究機関、一般民間企業などであり、用途は、新製品・新技術の開発、研究設備などにおける特殊用途などです。
- 弊社ではお客様で開発された専用仕様のコイルを1つから試作製作可能です。お気軽に相談下さい。
コイル試作・製作のレパートリー
主にコイルの製作品として取り扱っているのは高圧モーター用コイルですが、その他用途のコイル試作も承っております。コイル試作に関わるご要望があれば、お気軽にお問合せ下さい。
専用仕様のコイル
電気機器などお客様で開発中の各種コイルの試作を承ります。特殊な形状の巻線にも対応いたします。巻き線機が使用できない場合でも、専用の治具や周辺装置を自社製作し、手作業で巻線を行います。
高圧モーター用コイル
高圧モーターの場合は、大まかには写真のような形状が一般的です。高圧モーター用のコイルは、最終的にプルアウトマシンで成型した後、絶縁テーピング処理を施して仕上げます。(コイル製作ではなく)モーター巻替整備である場合は、写真のようにモーター固定子のスロットに一本ずつ挿入して組み上げていきます。
専用仕様のコイル試作事例のご紹介
以下でご紹介するのは、ILC(国際リニアコライダー)用の電磁石コイルの試作です。
この電磁石コイルの試作においても、手掛けられる企業があまりなかったので、当社へのご相談に至ったと聞いています。
- ご覧のようにモーター用コイルとは形状が全く異なるわけですが、当社では、ある程度の図面や仕様を頂ければ、専用の巻き治具や周辺装置を駆使して、コイルの試作・製作が可能です。
- もしも、お客様で「専用のコイルを開発したのはいいが、実際作るのは難しそう…試作ができる業者が見つからない…」等がありましたら、「とりあえず釜石電機に試作ができるか聞いてみるか!」の軽い気持ちでお問合せください。
お問い合わせから納品までの流れ
こちらでは、当社にお問い合わせいただいてから、打ち合わせ、仕様検討、試作品の製作を経て納品するまでの流れをご紹介します。
1. お問い合わせ
コイルの試作やコイルに関するご相談は、お問い合わせフォームもしくはお電話よりお問い合わせください。まずは、お悩みやご要望をお伝えいただけましたら、内容を確認した上で、こちらからご連絡いたします。
2. 打ち合わせ
お電話などで、試作に関する打ち合わせを行います。まずはお客様が試作したい機器についてなど、できるだけ詳しい情報をお聞かせください。
3. 仕様検討
開発する機器の図面や下記の情報をご提供いただきます。また、その内容をもとに、最適なコイルの仕様について検討します。
- 使用環境
- 形状・巻数
- 巻線後の処理
- 寸法および寸法公差
- 数量
- そのほかの条件、御要望など
4. お見積り
仕様が決まりましたら、お見積りを提出いたします。
5. コイル試作
ヒアリング内容やお送りいただいた図面をもとに、お客様のニーズに合ったコイルを試作します。試作品の製作においては、製品の使用目的や使用環境に照らして、製作手順に無駄がないか確かめながら進めます。
6. 納品
試作品が完成しましたら、納品いたします。
コイルの試作・製作のご依頼について
ご質問やご依頼の際には、図面、巻数・巻線後の処理などの仕様をご準備の上、以下の問い合わせフォームからご連絡をお願いします。
コイルの試作に関してご不明点があれば、お気軽に問い合わせフォームよりご照会ください。