機器種類 | 圧延用直流モーター(モーター容量75kW) |
現地/工場持込 | 工場持込 |
お客様エリア | 岩手県 |
お客様業種 | 製鉄業 |
ご相談内容 | 直流モーターの回転子(アマチャー)コイルが焼損してしまった。古い設備で代替できる新品機種もないため修理で直したい。 |
施工内容 | 直流モーターの回転子(アマチャー)コイルの巻き替え整備 |
製鉄業のお客様から圧延に用いられる直流モーターの修理依頼を頂きました。
整備/修理前の状態(Before)
当件では、アマチャーコイルが焼損しており、アマチャー(=直流モーターの回転子)コイルの巻替えが必要な状態でした。分解点検したところ、コイルが全体的に黒変しているで、目視でも焼損状態にあることが確認できました。
整備/修理結果(After)
アマチャーコイルを抜き取り、新規製作した(巻替えた)アマチャー用コイルを入れ込み、各種絶縁物の更新&絶縁処理(ワニス含浸処理等)をおこなって巻替え完了です。
ワンポイントアドバイス
直流モーター整備においては、絶縁ゼロの状態でもコイルの巻き替えには至らないケースもあります。具体的には主極(または補極)コイルがステーターに取り付けられた状態では絶縁ゼロであるものの、コイルを取り外して測定すると絶縁・コイル抵抗ともに問題がみられないというケースです。この場合は、ステーター(鉄心)とコイルの間にある絶縁物の劣化によって絶縁がゼロになっているということが多いです。このケースにおいては、絶縁物の新規製作・交換&オーバーホールで再生します。
このことに代表されるように、直流モーターでは、補修・修理必要箇所の特定に相応の技術力を要しますが、これら技術力を有する業者が少なくなってきているようです。弊社で通常整備はもちろんですし、ステーター(主極/補極)だけでなく、アマチャーのコイルも巻替え可能ですので、是非お気軽にお問合せ下さい。