機器種類 | 水中ポンプモーター(モーター容量:37kW) |
機器メーカー | 酉島製作所 |
現地/工場持込 | 工場持込 |
お客様エリア | 岩手県 |
お客様業種 | 水処理・環境設備 |
ご相談内容 | 無負荷状態での絶縁・抵抗測定等の点検では異常は見られないのに、設備にとりつけて稼働させると過電流でモーター停止してしまう。故障原因が分からない。 |
施工内容 | コイル巻き替え整備 |
水道事業者のお客様から、水中ポンプモーターが稼働せると過電流でモーターが停止してしまう、故障原因が分からないとのことで整備依頼を頂きました。
整備/修理前の状態(Before)
弊社で分解点検した際も、無負荷状態での絶縁・抵抗測定等の点検では異常は見られませんでした。しかしながら、設備にとりつけて稼働させると過電流でモーター停止してしまうということは、(焼損状態に近い)絶縁劣化が疑われます。経験的に、このような症状に時として出会うことがありますが、弊社では通称「半焼け」状態と読んでいます。このような場合は、コイル巻き替え整備をするほかありません。
整備/修理結果(After)
モーターコイルを巻き直した結果、設置後も無事に稼働することができました。
ワンポイントアドバイス
コイル巻替を要すると判断しづらい現象・症状ではありますが、本件では、経年使用によって絶縁劣化している可能性が大きいです。このような症状になった場合、コイル巻替整備を選択肢の1つとして検討頂ければと思います。
測定値異常がないのに過電流によるモーター停止=コイルの半焼け!コイル巻き替えへ
半焼けしたコイルは巻き替え整備を実施
組立塗装完了=出来上がり