バイオマス発電所に用いられている冷却水ポンプ（モーター容量90kW）の整備のご依頼を頂きました。

整備/修理前の状態（Before）

このポンプはグランドパッキン仕様なのですが、水質等の影響もあってかグランドパッキン部のスリーブがかなり腐食・減肉していることが分かりました。

整備/修理結果（After)

どうしてもグランドパッキンと接触する箇所は似たような症状になることが多いですが、今回のように摩耗・腐食の程度が激しい場合においても、スリーブを新品に交換せずとも溶射で再生することが可能です。定期修繕期間中に弊社工場に持ち込んで上で、念入りに整備いたしました。その後、現地にて納品し、取付・芯出し作業をして整備完了しました。

ワンポイントアドバイス

スリーブも部品として新品を調達すると高価になることも多いので、是非溶射で再生されることをお勧めします。グランドパッキンの場合は高い確率で摩耗・腐食が進んでいることが想定されます。例えば、定期修繕期間中に溶射も含めてポンプのオーバーホールをすることは、当件同様に可能です。現地での、取付・芯出しまで承りますのでお気軽にお問合せ下さい。