

機器種類 | プレス機用直流(DC)モーター(75kW、90kW、250kW) |
機器メーカー | 富士電機(3台とも) |
現地/工場持込 | 工場持帰(取外・取付は現地)&お客様工場持込 |
訪問日/搬入日 | 2022年8月 |
お客様エリア | 宮城県、山形県 |
お客様業種 | 製造業 |
ご相談内容 | 直流モーターの整備(生産ラインが止まるお盆期間内) |
処置内容 | オーバーホール(分解、各種点検・計測、整流子の旋削・アンダーカット・面取り、カーボンブラシの交換、摺合わせ、軸受交換、ワニス含浸処理、組立、無負荷試験、塗装) |
自動車部品製造業のお客様からプレス機に使われている3台(75kW、90kW、250kW)の整備のご依頼を頂きました。
整備/修理前の状態(Before)
直流モーターの整備は、整流子(コンミュテーター)の整備が欠かせませんが、長く整備されていないと表面が相応に荒れていることが多いです。その場合、整流不良はもちろん、激しい火花が発生することもあります。今回についても条痕や段摩耗の傾向が確認されました。
なお、当整備は、お客様のお盆期間中におこないました。普段は稼働を止められない設備については、お客様の生産ラインが止まる長期休暇期間等にまとめて整備を頂くことが多くあります。
整備/修理結果(After)
コンミュテーターの整備においては、旋削→アンダーカット→面取りの順番に丁寧に整備を行うことが必要です。今回も所定の流れで整備を実施し、写真にて前後比較をご確認ください。その後、カーボンブラシの摺合わせを行った後、組立を実施しました。タイトな工期でしたが、ワニス含浸処理も施して滞りなく整備完了し、無事に納品となりました。
ワンポイントアドバイス
長く整備をしていないと、コンミュテーターの荒れが生じるとともに、コイル内部も油煙やカーボン粉等が侵入して、汚れている可能性が高いです。このことによって絶縁低下傾向になっているケースもよく見かけます。一部の絶縁物劣化によって、絶縁ゼロとなるケースもありますので、長く整備されてない場合は、是非、整備をご計画されることをオススメいたします。
最近では、モーターが古いなどの理由で、プレス機メーカーがモーター不良に対応してくれないこともあるようなので、そんな時は是非、釜石電機にお声がけください。

















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